「最近、口の中が乾きやすくなった気がする」
「朝起きたときのネバつきが気になる」
「人と話す前に、自分の口臭がちょっと不安になる」
40代に入ってから、そんなふうに感じることはありませんか。
私自身も、以前より口が乾きやすくなって、それと一緒に口臭も少し気になるように。水を飲めば落ち着くこともあるんですが、仕事中や人と話す前にふと「大丈夫かな」と思ってしまうことがあります。
口の乾きや口臭って、人には相談しにくいですよね。でも、40代になると体のいろんな変化が重なって、こういう悩みが出やすくなることがあるんです。
この記事では、口が乾く原因や口臭との関係、日常で見直しやすいことをまとめています。
※この記事は一般的な情報をまとめたものです。
強い乾きや痛み、飲み込みにくさが続く場合は、歯科医院・口腔外科・内科などに相談してください。
40代で口が乾きやすくなるのはなぜ?
口の中のうるおいは、唾液によって保たれています。
唾液には口の中を洗い流したり、細菌が増えすぎるのを抑えたりする働きがあります。日本歯科医師会でも、口の中が乾燥して唾液の量が減ると細菌が増え、口臭が強くなることがあると説明されています。
唾液が減ると、
- 口の中がネバつく
- 乾いて話しにくい
- 朝起きたときに口臭が気になる
- 会話の前にニオイが心配になる
といった悩みにつながりやすくなります。「水を飲んでいるのに、なんとなく口がスッキリしない」という感覚がある場合、口の中のうるおいが足りていないのかもしれません。
ストレスや緊張でも口は乾く
緊張しているときに、口の中がカラカラになった経験はありませんか。
仕事中や人前で話すとき、急いでいるとき、不安が強いとき、体が緊張状態になると唾液が出にくくなることがあります。日本口腔外科学会でも、ストレスによって唾液の分泌が減ると説明されています。
40代は仕事・家事・家族のこと・将来のことと、気づかないうちにストレスを抱えやすい時期でもあります。「忙しい日ほど口臭が気になる」「疲れると口の中が乾く」という場合、口だけの問題ではなく、体や心の緊張も関係しているのかもしれません。
更年期世代は体の乾燥を感じやすい
40代は、更年期に向けて体が少しずつ変化していく時期でもあります。
女性の健康推進室ヘルスケアラボでは、ドライマウスの症状として口の渇き・ネバつき・口臭などを挙げており、更年期のほか、薬の副作用や持病が原因になることもあると紹介されています。
口の乾きがあるからといって、すぐに病気や更年期が原因と決めつける必要はありません。ただ、40代に入ってから急に気になりはじめた場合は、「年齢のせいかな」と我慢しすぎず、体の変化のサインとして受けとめてあげることも大切だと思います。
薬の影響で乾くこともある
睡眠薬・抗不安薬・血圧を下げる薬・花粉症の薬などを飲んでいる場合、口の乾きが出やすくなることがあります。薬を飲みはじめてから気になるようになった場合は、自己判断でやめず、処方した医師や薬剤師に相談してください。
口の乾きと口臭は関係ある?
関係あります。
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、口臭の大部分は口の中に原因があり、その多くは舌苔や歯周病とされています。つまり、口臭が気になるときは体の内側だけが原因とは限りません。
唾液が減ると口の中が乾き、汚れや細菌が残りやすくなります。その結果、ネバつきやニオイが気になりやすくなります。「ちゃんと歯みがきしているのに気になる」という場合も、歯と歯の間の汚れや舌の汚れ、歯ぐきの状態が影響していることがあります。
朝や会話前に気になりやすいのはなぜ?
寝ている間は唾液の量が減りやすく、さらに口呼吸をしていると口の中が乾燥しやすくなります。人と話す前に緊張すると口が乾いてニオイが気になることも。
朝だけ気になる、マスクを外すときに気になる、という場合は、生活習慣や口呼吸、口腔ケアを見直すことでラクになることがあります。
40代が見直したいこと
特別なことをはじめるより、まずは毎日の」習慣を少し整えるところから。できそうなものから、ひとつずつ取り入れてみてください。
こまめに水分をとる
一気にたくさん飲むより、少しずつこまめに飲むほうが続けやすいです。朝起きたら水を飲む、仕事中はデスクに水を置く、コーヒーだけで済ませない。小さなことでOKです。口が乾いてから飲むより、乾く前に少しずつ飲むのがポイントです。
よく噛んで食べる
噛む回数が増えると唾液が出やすくなります。野菜・海藻・きのこ類など、自然と噛む回数が増える食材を意識してみましょう。地味に見えますが、続けやすい習慣のひとつです。
口呼吸を見直す
口で呼吸していると、口の中の水分が蒸発しやすくなります。スマホを見ているときや作業中、気づくと口が開いていることがあります。鼻づまりがある場合は、無理せず耳鼻科に相談するのがおすすめです。
フロスや歯間ブラシを使う
歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは落としきれないことがあります。毎日完璧にやらなくていいので、夜だけ・週に数回だけでも続けやすいほうから試してみてください。
体の緊張を緩める時間を作る
深呼吸する、温かい飲み物を飲む、スマホを見ない時間を作る。小さなことでも、体の緊張がほぐれるきっかけになります。口が乾く=口だけの問題と考えすぎず、体全体を休ませる時間も大切にしたいですね。
睡眠を整える
睡眠不足が続くと体の疲れが取れにくくなり、ストレスもたまりやすくなります。眠れない日があっても自分を責めず、寝る前のスマホ時間を減らす・カフェインを控えるなど、できるところから整えていきましょう。
こんな症状が続くときは相談を
口の乾きは生活習慣の見直しでラクになることもありますが、次のような場合は早めに医療機関に相談してください。
- 強い乾きが長く続く、水を飲んでも改善しない
- 食べ物が飲み込みにくい、しゃべりにくい
- 夜中に口の乾きで目が覚める
- 目の乾きも強い
- 異常にのどが渇く、トイレの回数が急に増えた
- 薬を飲みはじめてから乾きが気になりはじめた
相談先は、まず歯科医院や口腔外科で大丈夫です。更年期の症状も気になる場合は、婦人科に相談するのもひとつの方法です。「このくらいで相談していいのかな」と思うかもしれませんが、口の乾きや口臭は毎日のストレスになりやすい悩みです。気になる状態が続くなら、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
まとめ|口の乾きは体からの小さなサインかもしれない
口の乾きや口臭が気になるとき、「私だけかな」と思いがちですが、40代には珍しくない悩みです。
水分不足だけでなく、ストレス・疲れ・口呼吸・睡眠不足・体の変化など、いろいろなことが重なって出てくることがあります。まずはできるところから少しずつ。無理なく整えていきましょう。
疲れやすさも気になる人はこちらも読んでみてください。
👉40代が急に疲れやすくなる3つの原因|更年期・自律神経・睡眠との関係
参考サイト
- 日本口腔外科学会「口の中が乾燥する」
- 日本歯科医師会「口臭」
- 厚生労働省e-ヘルスネット「口臭」・「口臭の治療・予防」
- 女性の健康推進室ヘルスケアラボ「ドライシンドローム」

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